香港、新型コロナ市中感染新規確認3日連続ゼロ…5/19

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、5月19日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から横ばいの1人とのこと。唯一の確認例は輸入性(海外からの入境者)で、市中感染例は3日連続ゼロに。参考までに直近の市中感染確認ゼロは5月8〜11日の4日連続が最長。

 輸入性の1人はインドからの入境者。変異株ウイルスに感染の有無については、N501Yが陰性で、L452Rの検査結果待ちという。

 このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については5人以下とのこと。

 また、上海衛生当局から香港衛生当局に対して香港滞在歴のある男性1人が17日の現地で感染確認されたとする連絡があったという。この男性は4月22日にイタリアからカタール経由で香港入りし、4月22日から5月12日まで政府指定の隔離検疫施設(ホテル)に滞在し、検疫期間満了後の5月13日から16日まで別のホテルに滞在した後、16日に空路上海へ向かったとのこと。この男性が香港衛生当局に提出した資料によれば、今年2月下旬にイタリアで新型コロナ感染確認歴があった。目下、香港衛生当局で疫学調査及び接触者の追跡を進めているとした。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は36人で、その約22%を占める市中感染8人のうち感染経路不明は1人。ここまでの累計感染確認数は擬似事案1人を含めて1万1828人。

新型コロナワクチン接種が進む香港では、企業等への出張接種サービスもスタート。外資系企業の接種会場を視察する香港政府公務員事務局の聶徳権局長(資料)=2021年5月18日(写真:news.gov.hk)

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