マカオ、2021年上半期の銀行の地元中小企業向け新規融資承認額が大幅増に

 マカオ金融管理局が8月12日に公表した資料によれば、今年上半期(2021年1〜6月)のマカオの銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額は同年下半期から137.1%増、前年同期から26.8%増の194億マカオパタカ(日本円換算:約2678億円)だった。

 担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は同年下半期から20.4ポイント上昇、前年同期から30.0ポイント上昇となる78.8%。

 今年上半期末時点の中小企業融資残高は前年末から8.3%増、前年同期末から6.4%増となる945億マカオパタカ(約1兆3047億円)。前年末との比較における業界別の動向については、製造業と卸売・小売・貿易業向けが49.2%、13.9%%のそれぞれ増だった一方、レストラン・ホテル関連業向けについては8.7%の下落に。

 融資枠に占める融資残高の割合は82.4%で、昨年下半期から0.6ポイント、前年同期から0.5ポイントのそれぞれ下落。

 今年上半期末時点の中小企業融資の延滞残高は前年末から13.4%増、前年同期末から141.5%増となる5.5億マカオパタカ(約76億円)。延滞比率は前年末から0.03ポイント、前年上半期末から0.33ポイントのそれぞれ上昇となる0.58%。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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