香港、新型コロナ市中感染確認11日連続ゼロ…輸入性は日本からの入境者含む3人、全員変異株感染=8/16

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員の市中感染確認(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)があった。

 香港政府の発表によれば、8月16日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は3人で、すべて輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例は11日連続ゼロとなった。

 この日の輸入性の患者3人はスイス、日本、マレーシアから香港へ到着。いずれもL452R変異株感染だった。日本からの入境者は48歳男性で、5月に新型コロナワクチン「コミナティ」を2回接種済みだったとのこと。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下という。

 香港における過去14日間(8月2〜15日)累計の新規感染確認は46人で、内訳は輸入性事案が45人、市中事案が1人(感染経路不明)。ここまでの累計感染確認数は1万2037人(擬似事案1人含む)。

 香港の8月15日午後8時時点のワクチン接種率は54.8%(1回目の接種完了)、42.7%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は663万5056回、1日あたり接種回数は5万5324回(7日移動平均値6万4988回)。香港ではワクチンが充足している状況で、9月末までに政府が免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割を突破できる見通し。

 このほか、香港政府は8月20日から海外16ヶ国からの香港入境者に対する検疫要件を引き締めると発表。現在は中リスク地域にあたる「グループB」に含まれる米国、バングラデシュ、カンボジア、フランス、ギリシャ、イラン、マレーシア、オランダ、スペイン、スリランカ、スイス、タンザニア、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦からは、ワクチン接種を済ませた香港居民(香港IDカード保有者)のみ入境を認め、指定の検疫用ホテルで21日間の強制検疫と検疫期間中に複数回の検査を受けることが必要となる。また、現在は低リスク地域にあたる「グループC」に含まれるオーストラリアは「グループB」へ指定替えとなり、ワクチン接種を終えてない場合は入境後21日間の検疫が必要となるが、ワクチン接種を終えている場合は検疫を14日間まで短縮、抗体検査の陽性証明を同時に提示することで、検疫を7日間まで短縮した上で自己管理7日間とすることが可能になる。今回の検疫要件引き締めについて、香港政府はデルタ株の世界的流行による脅威への対応策の一環と説明した。なお、日本は現時点でグループBに分類されている。

香港国際空港(資料)-本紙撮影

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