マカオ、消費者物価指数が11ヶ月ぶりプラスに=2021年7月

 マカオ政府統計調査局が8月20日に公表した資料によれば、今年(2021年)7月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は102.53で、前年同月から0.38%上昇。昨年8月以来、11ヶ月ぶりにプラスとなった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ガソリン、電力、LPガス、フルーツ、外食サービス費の値上がりが住宅家賃、豚肉、衣類・履物小売価格、通信サービス費の下落の一部を相殺したことを挙げた。

 分類別では、交通(+4.24%)と家庭用設備・サービス(+1.84%)の指数が上昇、衣類・履物(-3.94%)と通信(-3.65%)は下落。

 今年7月の総合消費者物価指数は前月から0.03%上昇。ガソリン及び航空券価格、ホームヘルパー報酬の上昇により、交通と家庭用設備・サービスの価格指数がそれぞれ4.24%、1.84%上昇。一方、女性用衣料の販促プロモーションがあったことで、衣類・履物の価格指数は0.34%下落。住宅・燃料についても0.11%下落した。また、鮮魚の小売価格は上昇したが、豚肉は下落となり、食品・ノンアルコール飲料の価格指数も0.06%下落。

 今年7月までの直近12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、前の12ヶ月から0.57%下落。分類別では、通信(-9.50%)、レジャー・文化(-9.21%)の指数下落が目立った。

 今年1〜7月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.57%下落。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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