マカオ、2021年6〜8月期の総体住宅価格指数269.5…前回調査から0.2%上昇

 マカオ政府統計調査局は10月8日、今年(2021年)6〜8月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は269.5で、前回調査(今年5〜7月期)から0.2%の上昇だった。エリア別ではマカオ半島が0.2%上昇の270.8、タイパ島・コロアン島が横ばいの264.0。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.3%上昇の290.5。エリア別にみると、マカオ半島が0.4%上昇の283.6、タイパ・コロアン島が0.3%上昇の318.7。築年数別では、11〜20年が2.0%上昇だった一方、6〜10年は1.0%下落。未完成物件(プレビルド)については0.9%下落の294.1。実用面積別では、100平米以上が0.5%、50平米以下が0.2%のそれぞれ上昇だった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは昨年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移している。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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