香港がマカオからの入境者に対する隔離検疫免除再開へ

 香港では、中国本土とマカオから一定の条件を満たす非香港居民の入境者を対象とした隔離検疫免除スキーム「来港易(Come2hk)」、同じく香港永久性居民身分証保有者対象の「回港易(Return2hk)」を導入している。

 ただし、マカオで9月24日以降、新型コロナ市中感染確認例が相次いだことを受け、25日午後10時以降、マカオからの入境について適用を一時中止しており、従来通り14日間の隔離検疫が必要となっている。

 香港政府は10月28日、マカオにおける状況が落ち着いたとし(同日まで19日連続市中感染確認例ゼロ維持)、マカオからの両スキームを利用した入境者に対する隔離検疫免除を11月2日より再開すると発表。

 なお、両スキームの利用にあたっては諸条件があり、事前に専用サイトで予約を済ませる必要がある。また、中国本土、マカオともに香港から入境する場合に隔離検疫が免除となるスキームないため、香港への一方通行にとどまる。目下、中国本土、香港、マカオの3地の当局間で、往来の正常化に向けた協議が進められている。

香港とマカオ、珠海を結ぶ「港珠澳大橋」のイメージ(資料)=2019年10月本紙撮影

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