マカオの2020年産業構造統計公表…第三次産業が91.3%占めるも前年から3.4ポイント縮小

 マカオ政府統計調査局は11月19日、昨年(2020年)のマカオの産業構造統計を公表。全業界の産業付加価値総額は前年から実質53.7%の大幅下落だった。

 主要因として、カジノ・カジノ仲介業の付加価値総額が81.2%もの下落だったことが挙げられる。また、ホテル業と飲食業についても、80.6%、54.2%のそれぞれ下落。同局では、2020年には新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い、地球規模で経済活動への影響が生じ、観光業を主とするマカオ経済もその衝撃を避けられなかったとした。

 全産業の付加価値総額に占める第三次産業の比率は4.4ポイント縮小の91.3%。内訳については、ノンゲーミング(非カジノ)サービス業の比率が25.4ポイント上昇の70.0%となった一方、カジノ・カジノ仲介業は29.7ポイント下落の21.3%に。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の夜景(資料)=2020年7月本紙撮影

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