マカオ大学が5ヵ年計画発表…学生数は4割増の1.7万人を想定

 マカオの公立総合大学「マカオ大学(澳門大學/Uiversity of Macau)」は12月23日、5ヵ年発展計画(2021/22〜2025/26年度)を発表。

 計画によれば、2025/26年度の学生数は約1.7万人としており、現状の約1.2万人から4割増となる。修士及び博士生を大幅に増やし、学士生については安定的に約7500人規模を維持するとのこと。地元マカオ学生の入学を優先する前提の下、域外からの学生誘致も拡大したい考え。教員の数についても年々増やし、教員・学生比率の1:15実現を目指すとした。

 また、人文社会系では芸術・デザイン学部、芸術学修士・博士課程、中国法と環境法類の学士課程、哲学・宗教研究類の修士課程、理工・医薬系では先端新素材、海洋科学エンジニアリング方面の学科、薬物科学類の学士課程、公共衛生、人工知能、近海・環境エンジニアリング類の修士課程などを新たに増やす計画。加えて、広東省及び香港と多数の共同研究室を開設、参加する予定という。

5ヵ年計画について発表するマカオ大学の宋永華学長=2021年12月23日(写真:澳門大學)

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