香港、新型コロナ新規感染確認17人…空港グランドスタッフ1人含む=1/1

 人口約740万人の香港では、2020年11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、2021年5月にかけて状況が落ち着き、同月末までに終息した。

 6月以降も外遊歴のない人(多くが空港業務従事者)の散発的な感染確認があったものの、長く市中における連鎖的な伝播は出現していなかったが、大晦日に検疫規則違反の航空会社クルー(オミクロン変異株感染)をきっかけとしたレストラン店内での伝播が出現したことが判明し、83日にわたって続いた市中感染確認例ゼロ記録がストップすることとなった。

 香港衛生当局の発表によれば、1月1日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は17人で、内訳は輸入関連性が1人、輸入性(海外からの入境者)が16人。市中感染確認例は2日ぶりにゼロとなったが、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は30人以下で、うち1人が上述のレストランに居合わせた客という。

 輸入関連性の患者は香港国際空港のグランドスタッフの女性で、出境及び乗り継ぎ旅客の案内を担当していたことから、勤務中に感染したものとみられる。11月24日から12月28日の間に計10回の定期PCR検査を受けていたが結果はいずれも陰性で、30日に市中にある移動検査ステーションで受けた検査が陽性に。患者は12月28日から咳の症状があり、29日まで職場に出ていたという。

 輸入性の患者16人はフィリピン(9人、すべてホームヘルパー)、オランダ・シンガポール・オーストラリア(航空会社クルー)、フランス・ドイツ、米国(日本経由2人、直行便1人)、カナダ、ネパール(インド経由)から空路香港へ到着。

 香港における過去14日間(12月18〜31日)累計の新規感染確認は136人で、輸入関連性事案が3人、輸入性事案が133人。ここまでの累計感染確認数は1万2667人。

 また、新たに8人のオミクロン変異株の感染者が確認され、香港で確認されたオミクロン株感染者は累計95人となった。

 このほか、香港の12月31日午後7時時点のワクチン接種率は72.4%(1回目の接種完了)、69.2%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は992万5425回、1日あたり接種回数は1万8035回(7日移動平均値1万5200回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数の低迷が顕著で、11月23日にようやく達成された。なお、11月11日から3回目の接種(ブースター接種)がスタートし、上述の接種回数には3回目も含んだものとなっている。3回目の累計接種回数は38万7007回。1月1日からブースター接種の対象が拡大された。

オミクロン変異株感染疑いの患者出現を受けて新界地区のマンションで実施された強制検査の受検状況確認作業の様子=2022年1月1日(写真:news.gov.hk)

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