中国バスケ協会ヤオ・ミン会長がマカオ訪問…行政長官とスポーツ振興について会談

 中国バスケットボール協会の姚明(ヤオ・ミン)会長が1月21日にマカオ特別行政区政府本部を訪れ、賀一誠(ホー・ヤッシン)行政長官ほかマカオ政府高官らと会談を行った。

 姚氏のマカオ訪問は、22・23日にマカオで開催される中国の全国男子3人制バスケットボール大会「スーパー3」に合わせてのもの。会談前に大会会場やトレーニング施設等、マカオのスポーツ関連施設を視察していたという。マカオ政府の発表によれば、姚氏は、バスケットボール振興を推進するため、このような大会がマカオで多く開催されることを望むと述べたとのこと。また、2025年の第15回中華人民共和国全国運動会(全運会)が広東省・香港特別行政区・マカオ特別行政区で共同開催されることが決まったことについて、マカオは充実したスポーツ施設を擁しており、競技を誘致する条件は整っているとの見方を示したという。

マカオ特別行政区政府本部を訪れた姚明氏(中央右)と賀一誠マカオ行政長官(左隣)=2022年1月21日(写真:GCS)

 賀行政長官は、目下のところマカオの新型コロナ流行状況は落ち着いており、マカオのスポーツ施設を存分に活用して、より多くの国際スポーツイベントを開催することで、スポーツ及び周辺産業の発展促進につなげ、マカオの新たな経済成長のきっかけにもしたいと応じた。

 このほか、マカオでは1月19日から23日まで、卓球のWTTチャンピオンシップ大会が開催されており、東京五輪で活躍した多くの中国選手が出場し、注目を集めている。

 なお、マカオでは新型コロナ防疫対策の一環として厳格な水際措置が講じられているが、中国本土との間については、条件付きで隔離検疫免除での往来が再開となっている。

姚明氏と賀一誠マカオ行政長官の会談の様子=2022年1月21日(写真:GCS)

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