マカオ、消費者物価指数が7ヶ月連続上昇=2022年1月

 マカオ政府統計調査局が2月25日に公表した資料によれば、今年(2022年)1月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.31で、前年同月から0.99%の上昇だったとのこと。7ヶ月連続で上昇となった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ホームヘルパー報酬及び外食費の上昇、さらにはガソリン、LPガス、電力、フルーツ価格の値上がりを挙げ、住宅家賃と豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、家庭用設備・サービス(+8.97%)と交通(+4.38%)の指数が上昇した一方、通信(-3.05%)は下落。

 また、今年1月の総合消費者物価指数は前月から0.24%上昇。航空券とガソリン価格の値上がり、さらにはホームヘルパー報酬の上昇により交通と家庭用設備・サービスの価格指数がそれぞれ1.54%、0.92%上昇したほか、外食費とフルーツ価格の上昇に伴い、食品・ノンアルコール飲料についても0.37%の上昇。一方、通信サービス費と住宅家賃の値下がりを受け、通信と住居・燃料の価格指数はそれぞれ1.15%、0.15%の下落に。

 今年1月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.21%上昇。このうち、交通(+4.19%)と家庭用設備・サービス(+4.12%)が顕著な上昇だった。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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