マカオ、インドネシア人の女2人がマンションの一室で無認可レストラン経営

 マカオ治安警察局は8月2日、マカオ半島北部の提督馬路にあるマンションの一室で無認可レストランを経営し、客に対して未納税たばこを販売したほか、違法な海外送金サービスを提供したとしてマカオで就労するインドネシア人の女2人(いずれも40代)を逮捕したと発表。

 同局によれば、市民から上述の違法行為に関する通報を受け、前月(7月)27日に立ち入り検査を実施したとのこと。この際、室内にはインドネシア人の女が4人おり、うち2人が共同でこの部屋を借り、レストランを経営するとともに、客に対してたばこを販売していたことを認めたという。

 両人は昨年(2024年)7月からレストラン経営とたばこの販売を行い、これまでに約9000パタカ(日本円換算:約17万円)の利益を上げていたと説明したが、違法な海外送金サービスへの関与は否定したという。

 同局では、同人が就労ビザの範囲を超えた違法就労を行ったとして労工事務局へ通知したほか、室内から大量の未納税たばこが発見されたことから税関当局がフォローアップを進め、無認可でのレストラン経営についても市政署によって検挙されているとした。

マカオ半島北部にある警察署へ身柄を移送されるインドネシア人の女ら(写真:マカオ治安警察局)

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