中国本土、新型コロナ新規市中感染確認1280人…無症状は過去最多の4320人、上海市で過半=3/25

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降も全国的には安定した状況を維持しているが、散発的な市中感染確認例が度々出現している状況。最近の再流行は主にオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)が主とされる。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が3月26日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月25日の中国本土における新規市中感染確認は1280人(前日から21人減)だったとのこと。内訳は、吉林省1122人(吉林市560人、長春市554人、四平市7人、白城市1人)、上海市38人(浦東新区31人、閔行区4人、徐匯区1人、普陀区1人、松江区1人)、天津市35人(西青区14人、河北区8人、北辰区4人、浜海新区4人、静海区2人、河東区1人、紅橋区1人、東麗区1人)、河北省19人(廊坊市11人、唐山市7人、秦皇島市1人)、遼寧省14人(瀋陽市3人、遼陽市3人、錦州市2人、営口市2人、本渓市1人、盤錦市1人、鉄嶺市1人、朝陽市1人)、黒竜江省9人(ハルビン市8人、大慶市1人)、甘粛省7人(蘭州市4人、天水市3人)、江蘇省6人(塩城市3人、泰州市3人)、山東省6人(浜州市5人、威海市1人)、内モンゴル自治区4人(フフホト市3人、通遼市1人)、福建省4人(泉州市)、広東省4人(深セン市2人、珠海市1人、汕尾市1人)、江西省3人(南昌市)、河南省3人(周口市2人、ラク河市1人)、北京市1人(朝陽区)、安徽省1人(蕪湖市)、湖南省1人(懐化市)、重慶市1人(永川区)、雲南省1人(徳宏タイ族チンポー族自治州)、陝西省1人(宝鶏市)。このうち吉林省の43人、天津市の12人、上海市の5人、内モンゴル自治区と福建省の各3人、山東省の2人、江蘇省、安徽省、重慶市の各1人の計72人が無症状から感染確認に転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは161日連続。4桁となるのは14日連続。

 市中の無症状感染例についても42日連続で出現し、上海市2231人(浦東新区1884人、閔行区202人、崇明区41人、黄浦区23人、嘉定区18人、松江区14人、青浦区13人、楊浦区11人、普陀区8人、長寧区4人、虹口区4人、宝山区4人、徐匯区2人、静安区2人、金山区1人)、吉林省1374人(吉林市967人、長春市403人、遼源市2人、四平市1人、梅河口市1人)、河北省184人(廊坊市132人、唐山市51人、秦皇島市1人)、福建省157人(泉州市152人、福州市2人、南平市2人、ショウ州市1人)、遼寧省132人(瀋陽市57人、営口市47人、大連市23人、丹東市2人、鞍山市1人、錦州市1人、遼陽市1人)、山東省75人(浜州市61人、イ坊市5人、泰安市4人、臨沂市3人、煙台市2人)、甘粛省33人(蘭州市30人、天水市3人)、天津市32人(河北区14人、西青区9人、静海区4人、河東区2人、河西区1人、東麗区1人、北辰区1人)、江西省25人(南昌市17人、カン州市3人、宜春市3人、九江市1人、撫州市1人)、安徽省16人(銅陵市9人、蕪湖市4人、合肥市1人、蚌埠市1人、亳州市1人)、黒竜江省11人(ハルビン市)、雲南省11人(徳宏タイ族チンポー族自治州8人、臨滄市2人、紅河ハニ族イ族自治州1人)、河南省10人(焦作市4人、ラク河市3人、周口市2人、鄭州市1人)、広西チワン族自治区10人(防城港市7人、百色市2人、桂林市1人)、江蘇省8人(蘇州市3人、南通市2人、泰州市2人、塩城市1人)、広東省7人(深セン市5人、東莞市2人)、陝西省2人(宝鶏市)、北京市1人(東城区)、浙江省1人(杭州市)の計4320人。新型コロナの流行開始以来で最多となった。

 香港・マカオと陸で接する広東省では、今年に入って以降、珠江西岸(マカオ寄り)の珠海市と中山市、珠江東岸(香港寄り)の深セン市と東莞市をそれぞれ中心として断続的に市中感染確認例が出現している状況で、3月25日まで42日連続。近日の同省の感染確認数は顕著な下落傾向にあり、状況が落ち着きつつあるとみられる。

 中国の国家衛生健康委員会は25日午後の会見において、世界規模での感染再拡大が2週にわたって続く中、中国本土における感染者数も依然として高位にあり、影響が及ぶ地域も拡大しているとした。3月に入って以降の市中感染者数は28の省市区で5.6万人超に上ったとのこと。また、近日は上海市、河北省、福建省、遼寧省で急速な流行拡大が見受けられ、市中における伝播リスクが存在する状況だが、山東省青島市、広東省深セン市及び東莞市についてはコントロール可能な状況に至ったとの見解を示した。

 3月25日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数は2万7312人(うち輸入性が1095人)で、重症者は50人(うち輸入性1人)。無症状の患者3万0850人(輸入性1407人)が医学観察下にあるとのこと。

 中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「動態清零(ゼロコロナ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。しかしながら、昨年11月下旬以降、各地で散発的な再流行が断続的に出現。省市区を越えて伝播したものもあれば、一部地域にとどまるものもあり、最初のきっかけとなった感染源もさまざま。

 マカオ特別行政区では3月25日まで166日連続市中感染確認例ゼロとなった一方、香港特別行政区では昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が始まった。2月以降は感染確認数が急増しており、第5波開始以来、3月25日までの累計は約109.8万人、死亡率は約0.61%に。3月初旬にピークを過ぎたとの見方が示されているが、依然として高止まりが続く状況。目下、香港ではステルスオミクロンの伝播が主となっているとされる。公立病院の隔離病床及び市中の隔離施設が深刻なキャパシティ不足に直面しており、中国中央のサポートを経て仮設施設の建設、医療支援チームの受け入れなどが進む。

 上述の通り、マカオは安定を維持しているものの、近日は中国本土で出現した感染例の濃厚接触者あるいは二次接触者に認定され、隔離検疫の対象とされるケースや輸入品に付着したウイルスの発見も相次いでおり、流入に備えて防疫措置が引き締めとなっている。

中国・上海(資料)—本紙撮影

中国・上海(資料)—本紙撮影

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