マカオ、消費者物価指数が8ヶ月連続上昇=2022年2月

 マカオ政府統計調査局が3月25日に公表した資料によれば、今年(2022年)2月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.40で、前年同月から0.81%の上昇だったとのこと。8ヶ月連続で上昇となった。

 同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ホームヘルパー報酬及び外食費の上昇、さらにはガソリン、電力、フルーツ価格の値上がりを挙げ、住宅家賃、通信サービス費、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。

 分類別では、家庭用設備・サービス(+9.86%)と交通(+4.58%)の指数が上昇した一方、通信(-10.05%)は下落。

 また、今年2月の総合消費者物価指数は前月から0.09%上昇。ガソリン価格とホームヘルパー報酬の値上がりにより交通と家庭用設備・サービスの価格指数がそれぞれ1.23%、0.86%上昇したほか、野菜と鮮魚価格、外食サービス費の上昇に伴い、食品・ノンアルコール飲料についても0.56%の上昇。一方、通信サービス費の値下がりを受け、通信の価格指数は7.76%の下落。

 今年2月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.36%上昇。このうち、家庭用設備・サービス(+4.79%)と交通(+4.59%)が顕著な上昇だった。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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