香港の新型コロナ新規感染者数574人、8日連続1千人以下…海外からの非居民の入境が約2年ぶり解禁へ=4/22

 人口約740万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が続く。

 2月から3月にかけて、オミクロン変異株亜種BA.2(いわゆる「ステルスオミクロン」)による伝播が主となり、市中における新規感染確認数が急増し、医療崩壊に直面するなど深刻な状況となった。3月下旬以降は、新規感染確認数が下落傾向を維持している。

 香港衛生当局が4月22日夕方の記者会見で発表した内容によれば、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から54人減(8.6%減)の574人(輸入性11人含む)とのこと。2日連続減少、8日連続で1千人以下を維持し、ピーク期以来の最少を更新した。第5波開始以来の累計感染者数は118万8277人。

 新たに医管局から報告された死亡者数は15人で、第5波開始以来の累計死亡者数は9014人、死亡率は0.76%に。

 香港では、18日までがイースターの4連休だった。第4波までホリデーシーズンの後に新規感染確認数が増加に転じることを繰り返してきた経緯もあり、一定数の揺り戻しが想定されていたが、これまでのところ目立った増加は見受けられない。4月19日から小学校の対面授業が再開されたほか、21日からはソーシャルディスタンス措置が一部緩和(バーを除く飲食店の夕食時間帯の営業解禁、同卓制限の緩和、映画館・テーマパーク等の再開、集団制限措置の緩和ほか)となっており、今後の新規感染確認数の推移に注目される。

 当局は22日夕方の記者会見で、新規感染確認数は緩やかな下落が続き、流行は安定した状態に入ったとした上、ソーシャルディスタンス措置の一部緩和による影響を見極めるには、少なくとも1〜2週間は様子見が必要との見方を示した。

 香港の4月21日午後8時時点のワクチン接種率は92.9%(1回目の接種完了)、86.9%(2回目の接種完了)となっている(※新たに接種対象となった3〜11歳は含まず)。3〜11歳の1回目接種率は65.4%。接種率は昨年後半にかけて伸び悩んでいたが、流行第5波の深刻化、防疫措置の一環としてワクチンパス(所定施設入場時にワクチン接種証明の提示を要する措置)の導入計画発表などを受けて、年初から一気に上昇。ただし、近日は再び頭打ち状態に。21日単日の接種回数(1〜3回目の接種合計)は2万2949回で、7日移動平均は2万2683回。年齢層別の接種率では、新たに接種対象となった3〜11歳のほか、70〜79歳(83.2%)と80歳以上(61.6%)が大きく平均を下回っており、接種率向上策が講じられている。当局は、4月末までに高齢者の接種率9割を達成することを目標として掲げ、訪問接種サービスを展開するなどの接種率向上策を講じている。

 このほか、香港政府は5月1日から非香港居民の海外からの香港への入境を解禁すると発表。2020年3月25日以来、約2年ぶりのこと。入境にあたっては、ワクチン接種、出発前PCR検査陰性証明の提示、隔離検疫ホテルの予約、香港到着後の検査待ち、隔離検疫期間中に複数回の検査受検など厳格な検査・検疫要求をクリアする必要がある。また、5月1日からは香港到着便のブレーカーメカニズム(一定数の搭乗者が到着後の検査で陽性となった場合に7日間の乗り入れ禁止措置処分)の条件も緩和される。

香港国際空港(資料)-本紙撮影

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