マカオカジノIR運営大手サンズチャイナが2022年Q1業績発表…赤字幅拡大

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月28日、今年第1四半期(2022年1〜3月)の業績を発表。

 今年第1四半期の同社の純損失は約3.36億米ドル(日本円換算:約438億円)で、前年同時期から約58%、前の四半期から約37%のそれぞれ拡大となった。純収入は前年同時期から約29%減の約5.47億米ドル(約712億円)、前年同時期に約1億米ドル(約130億円)のプラスだった調整後プロパティEBITDAは1100万米ドル(約14億円)のマイナスに。

 サンズチャイナの親会社にあたるラスベガスサンズグループのロバート・ゴールドスタイン会長兼CEOは今年第1四半期の業績発表にあたり、中国本土における旅行制限強化の影響を受けたが、制限が緩和された期間のハイエンド及びマスゲーミング(カジノ)とリテール消費パフォーマンスは安定したものだったとし、(コタイ地区のIRリブランドプロジェクト)「ザ・ロンドナー・マカオ」への投資も完了間近の状況となり、今後ハイエンド及びマス層を伸長するチャンスとなるだろうと述べた。

大型IR「ザ・ロンドナー・マカオ」(資料)=2022年2月、マカオ・コタイ地区にて本紙撮影

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