マカオ、2022年1〜3月期の総体住宅価格指数は259.8…前の四半期から2.9%下落

 マカオ政府統計調査局は5月6日、今年(2022年)1〜3月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は259.8で、前回調査(昨年12月〜今年2月期)から1.4%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が0.9%下落の261.0、タイパ島・コロアン島が3.3%下落の254.9。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.5%下落の276.5。エリア別にみると、マカオ半島が1.2%下落の269.6、タイパ・コロアン島が2.6%下落の304.1。築年数別では、11〜20年と20年以上がそれぞれ2.0%、1.8%下落。6〜10年は1.5%上昇。未完成物件(プレビルド)は4.0%下落の303.9。実用面積別では、75〜99.9平米と100平米以上がそれぞれ4.7%、2.9%下落、50〜74.9平米は0.2%の上昇だった。

 今年第1四半期の住宅価格指数は前の四半期(2021年第4四半期)から2.9%下落。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移してきた経緯がある。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は12月1日、マカオ側で中国本土からの密航者4人の送迎を担当したとして、香港人の…
  2.  マカオ司法警察局は12月1日、不法麻酔・向精神薬販売罪でモロッコ人の女(32)=自称食品販売員=…
  3.  マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関として、2019年12月にマカオLRT(Light Ra…
  4.  在香港日本国総領事館(管轄地域:香港及びマカオ)は12月1日午後、現地在留邦人向けの一斉メール配…
  5.  マカオ治安警察局は12月1日、マカオ検察院所属のバイクを壊したとして50代のロシア人の男を加重器…

ピックアップ記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」。1954年にスタートした歴…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  マカオ航空日本支社の発表によれば、現在成田路線を週4便(火・木・土・日曜)で運航しているが、今年…
  5.  マカオでは、2019年12月に初の軌道系大量輸送機関として新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年12月号
(vol.126)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun