中国本土の新型コロナ新規市中感染者数が2日連続100人超…大半が内モンゴル自治区=6/7

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)の流入を受け、上海など一部地域で比較的大規模な再流行が出現した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が6月8日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月7日の中国本土における新規市中感染確認者数は44人(前日から5人増)だったとのこと。内訳は、内モンゴル自治区35人、北京市4人、上海市4人、四川省1人。このうち北京市の1人が無症状から感染確認に転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは235日連続で、13日連続100人以下となった。

 市中の無症状感染例は80人(前日から5人減)。内訳は、内モンゴル自治区46人、上海市11人、遼寧省5人、北京市4人、吉林省3人、四川省3人、雲南省3人、浙江省2人、福建省2人、江蘇省1人。

 無症状を含む新規感染者数は124人で、2日連続100人超に。5月末にロックダウンが解除となった上海市及び4月下旬から再流行が続く北京市の状況は一旦落ち着いたが、近日はこれまでにもしばしば再流行が出現していた内モンゴル自治区のシリンゴル盟で感染例が増加している。

 6月7日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は981人(うち輸入性が195人)で、重症者は39人(輸入性ゼロ)。無症状の患者4025人(輸入性475人)が医学観察下にあるとのこと。

中国・上海(資料)—本紙撮影

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