マカオカジノIR運営MGMチャイナが2022年2Q及び1H業績発表…EBITDAがマイナスに転じる

 マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角にあたるMGMチャイナ社は8月4日、今年第2四半期(2022年4〜6月)及び上半期(同1〜6月)の監査前業績を発表。

 同社発出資料によれば、今年第2四半期の純収入は前年同期から約47%減の約11億香港ドル(日本円換算:約188億円)、今年第1四半期にはプラス約4600万香港ドル(約8億円)だった調整後EBITDAはマイナスに転じ、マイナス約3.2億香港ドル(約55億円)だったとのこと。

 また、今年上半期の純収入は前年同期から約31%減の約32億香港ドル(約546億円)、前年同期にプラス約2億香港ドル(約34億円)だった調整後EBITDAはマイナス約3.37億香港ドル(約58億円)に。

 このほか、9月14日に締め切りとなる次期カジノ経営コンセッションの入札について、すでに準備は整っており、積極的に参加するした上、要件を満たすことができる入札書を提出できると自信を示した。

 ゼロコロナ政策を堅持するマカオでは、防疫対策として厳格な水際措置が講じられており、インバウンド旅客の回復が進んでおらず、カジノ売上の低迷が続く状況。6月中旬から7月末にかけてはマカオの市中でオミクロンBA.5が流行したため、より強固な防疫措置が講じられた。

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は12月4日、2003年の献血者アワード授賞式を開催した際、マカオにお…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は12月4日、テンセントビデ…
  3.  マカオ保安庁は12月4日午前に会見を開き、今年(2023年)1〜9月の犯罪統計及び法執行状況に関…
  4.  マカオ治安警察局は12月3日、同月2日夜にコタイ地区のカジノIR(統合型リゾート)併設ホテルの客…
  5.  12月3日午後4時頃、マカオタワーでバンジージャンプを終えたばかりの日本人男性(56)が息切れの…

ピックアップ記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオでは、2019年12月に初の軌道系大量輸送機関として新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌…
  3.  マカオ航空日本支社の発表によれば、現在成田路線を週4便(火・木・土・日曜)で運航しているが、今年…
  4.  マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」。1954年にスタートした歴…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年12月号
(vol.126)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun