輸出入ともに伸長、貿易赤字は拡大―13年7月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は8月30日、今年(2013年)7月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比16%増の7.4億パタカ、輸入は同24%増の71.2億パタカとなった。7月の貿易赤字は63.8億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が33%増の5.6億パタカ、地元産品の輸出は同16%減の1.8億パタカだった。

今年1-7月の累計では輸出が前年同期比17%増の53.4億パタカ、うち再輸出が30%増の41.5億パタカ、地元産品の輸出は14%減の11.9億パタカ。輸入は同14%増の456.9億パタカ。貿易赤字は403.5億パタカ。

今年1-7月の輸出先のうち、香港が28.9億パタカ、中国本土が9.6億パタカでそれぞれ前年同期比28%、30%増だった一方、米国が2.2億パタカ、欧州連合(EU)が1.7億パタカで同29%、20%の減少となった。

非紡績品の輸出は48.3億パタカで前年比23%増、そのうち電子部品が5.9億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが3.7億パタカでそれぞれ101%、123%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は22%減の5.1億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が1.7億パタカで35%の減少。

今年1-7月の輸入元については中国本土の149.1億パタカ、EUの105.5億パタカで、それぞれ前年比16%、13%増。品目ではコンシューマーグッズが292.7億パタカで20%増、ゴールド製ネックレスが30%増の53.1億パタカ、腕時計が20%増の34.4億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が63%増の13.7億パタカ、タバコ・シガーが31%増の3.4億パタカ。

今年1-7月の対外商品貿易総額は510.3億パタカに達し、前年同期の446.6億パタカから14%の増となった。

なお、今年1-7月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(14%)、フランス(8%)、スイス(8%)、イタリア(7%)に次ぐ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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