マカオのGDP実質10.2%成長—13年第2季

マカオ特別行政区政府統計調査局は8月30日、今年(2013年)第2季のGDPが対前年実質10.2%成長だったと発表。経済成長の主要因はゲーミングサービスの10.2%増やツーリズムサービス輸出といったサービス輸出の伸びによるもの。今年上半期の実質GDP成長率は10.5%だった。

就業市場が安定しており、総就業人数及び収入が上昇傾向にあることから、個人消費支出が前年比4.5%増となった。マカオ居住者と域外居住者による最終消費支出はそれぞれ5.8%、6.3%上昇。

政府歳出は対前年7.6%増。うち人件費が3.6%、商品・サービスの購入が15.3%上昇。

投資による固定資本形成総額は4.3%増。個人投資が13.6%増え、そのうち建築投資が21.1%上昇、設備投資が10.6%減。政府による投資は29.3%の大幅減。マカオ大学横琴キャンパスの工事が完成段階となったため、公共建築投資が31.3%の大幅減。この他、政府設備投資は7.9%上昇。

貨物輸出も対前年10.0%上昇。貨物輸入についても個人消費、観光客による消費、投資増加の恩恵により15.7%上昇。

サービス貿易では、ゲーミング売上、観光客及び観光客による消費の持続的成長が第2季のサービス輸出を対前年11.1%押し上げた。そのうち、ゲーミングサービス輸出が10.2%上昇、その他ツーリズムサービス輸出が17.5%増。サービス輸入についても同1.1%上昇。

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は7月14日、同日午前9時半頃、マカオ半島北西の林茂塘にある…
  2.  マカオ観光のハイライトとしてすっかり定着した世界遺産めぐり。マカオ半島中央の旧市街地に点在する3…
  3.  マカオ半島新口岸地区にあるニューオリエントランドマークホテル(新東方置地酒店)のボールルームで7…
  4.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2025年)1〜6月累計の歳…
  5.  マカオ政府教育・青年発展局(DSEDJ)は7月12日、マカオ特別行政区政府と中国人民解放軍駐マカ…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun