中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は1138人、4日連続減…依然チベット自治区が最多=9/10

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が9月11日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月10日の中国本土における新規市中感染確認者数は179人(前日から60人減)だったとのこと。内訳は四川省97人、内モンゴル自治区21人、チベット自治区16人、広東省15人、山東省9人、北京市8人、広西チワン族自治区3人、重慶市2人、貴州省2人、新疆ウイグル自治区2人、天津市1人、上海市1人、雲南省1人、青海省1人。このうち四川省の11人、内モンゴル自治区の4人、新疆ウイグル自治区の2人の計17人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは330日連続で、38日連続3桁となった。

 市中の無症状感染例は959人(前日から35人減)。内訳はチベット自治区251人、貴州省122人、四川省90人、黒竜江省87人、江西省69人、広西チワン族自治区60人、山東省55人、湖北省45人、遼寧省38人、内モンゴル自治区32人、新疆ウイグル自治区26人、陝西省24人、甘粛省12人、青海省12人、広東省10人、上海市7人、天津市5人、吉林省4人、海南省3人、北京市2人、雲南省2人、江蘇省1人、浙江省1人、河南省1人。

 無症状を含む新規感染者数は1138人で、4日連続減。ただし、31日連続4桁。

 9月10日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は5970人(うち輸入性が567人)で、重症者は24人(輸入性ゼロ)。無症状の患者2万3264人(輸入性709人)が医学観察下にあるとのこと。

 10日の新規感染者数が3桁となったのは、チベット自治区(267人)、四川省(187人)、貴州省(124人)の3省区。

 依然としてチベット自治区が最多だが、減少傾向を維持している状況。大部分がラサ市とシガツェ市の2市からの報告例で、すべて隔離対象の中から発見に至ったケースとなっており、ラサ市の一部では正常化も進んでいるという。四川省では半数近くが成都市からの報告例。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月5日以降は連日複数の感染例が出現している状況。10日の新規感染者数は前日から6人減の25人で、深圳市が20人を占めた。このほか、近日、北京市では複数の大学キャンパスに絡む感染例の出現が続いている。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、直近では1万人水準(輸入性含む)まで増加している。主流株がオミクロンBA.5に置き換わりつつある状況で、医療体制の準備も進んでいる。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。以降は落ち着いた状態を維持している。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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