マカオの次期カジノライセンス入札委が参加全7社の入札書受理…年内に6社を選定

 マカオでは、現行カジノ経営コンセッション(カジノライセンス)の満期(2022年12月31日まで)に伴う次期ライセンスの入札手続きが進められている。

 次期ライセンスの入札は現地時間9月14日午後5時45分に締め切られ、現行ライセンス事業者6社に新規参入1社を加えた計7社が入札書を提出した。

 入札書を提出した事業者は下記の通り。(提出順)

・Wynn Resorts (Macau) Limited
・Venetian Macau Limited(サンズ)
・Melco Resorts (Macau) Limited
・SJM Resorts, Limited
・MGM Grand Paradise Limited
・Galaxy Casino Company Limited
・GMM Limited

 最初の6社が現行ライセンス事業者。最後の1社が新規参入で、マレーシアを本拠とするGenting Group(ゲンティングループ)関連にあたる。

マカオの次期カジノライセンス入札委員会による開札手続きの様子。奥が委員会メンバー=2022年9月16日(写真:GCS)

 マカオ政府のカジノ経営コンセッション競争入札委員会は16日午前10時から開札手続きを行った。委員会メンバーと7社の代表者らが出席し、同日午後6時40分に終了。委員会は開札結果について、6社が受理、1社が条件付きで受理と発表した。条件付き受理となったのはGMM Limitedとのこと。

 委員会主席でマカオ政府行政法務庁の張永春長官は開札手続き開始前の会見において、今後の流れとして、開札結果が受理となった入札参加社との協議、諮問及び審査を経て、年末までに選定を終える予定を示した。

 また、次期コンセッションの契約期間は最長10年で、枠の数は最大6とされており、枠数を上回る7社が入札に参加していることについては、張氏は行政長官令及び関連法で最大6枠と規定されているため、6という数字は不変であるとコメントした。

マカオの次期カジノライセンス入札委員会による開札手続きに出席した入札参加7社の代表ら=2022年9月16日(写真:GCS)

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