マカオ、2022年9月末の総人口は約67.19万人…対前年1.5%減、海外労働者減が主要因

 マカオ政府統計調査局は11月10日、今年第3四半期(2022年7〜9月期)の人口統計を公表。

 今年9月末時点の総人口は67万7300人で、今年6月末から5400人減(0.8%減)、前年同時期からは1万0400人減(1.5%減)だった。マカオ居住の海外労働者の減少が主要因。総人口に占める女性の割合は53.2%。

 今年第3四半期の新生児数は同年第2四半期から51人増の1038人。性別比は119.0(女児100人に対して男児が119.0人)。今年1〜9月累計の新生児数は前年同時期から531人減の3203人。

 今年第3四半期の死亡人数は同年第2四半期から77人減の562人。死因は悪性腫瘍(がん)が35.1%を占めトップで、循環器系疾病が21.7%、呼吸器系疾病が16.7%で続いた。今年1〜9月累計の死亡人数は前年同時期から102人増の1814人。

 今年第3四半期の中国本土からの移民数は同年第2四半期から126人増の619人、新規居留許可獲得者数は6人増の132人。期末の海外労働者数は8550人減の15万3841人に。新型コロナ防疫対策の一環として水際措置が強化されたことよるインバウンド旅客の激減を受けてマカオ経済は大きく低迷しており、雇用の調整弁となる海外労働者数の減少が続く状況。

 今年第3四半期の婚姻登録数は同年第2四半期から147件減の502件。今年1〜9月累計では497件減の1968件。

 なお、マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、依然として極めて人口密度の高い状態であることに変わりはない。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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