マカオカジノIR運営ウィンマカオが2022年3Q業績発表…赤字幅対前年3割超拡大

 マカオでウィンマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びウィンパレス(コタイ地区)の両カジノIR(統合型リゾート)施設を運営するウィンマカオは11月10日、今年第3四半期(2022年7〜9月)の監査前業績を発表。

 営業収入は前年同期比63%減の約1.15億米ドル(日本円換算:約168億円)。前年同時期は約1017万米ドル(約15億円)のプラスだった調整後EBITDAは、マイナス約6561万米ドル(約96億円)。営業損失は前年同期から34%拡大の約2.42億米ドル(約354億円)に。

 ゼロコロナ政策を堅持するマカオでは、防疫対策として厳格な水際措置が講じられており、インバウンド旅客の回復が進んでおらず、カジノ売上の低迷が続く状況。6月中旬から7月末にかけてはマカオの市中でオミクロンBA.5が流行したため、より強固な防疫措置が講じられた。これまでに今年第2四半期業績を発表した同業他社についても、揃って厳しい内容だった。

ウィンマカオ社の旗艦IR施設「ウィンパレス」正面外観(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

ウィンマカオ社の旗艦IR施設「ウィンパレス」正面外観(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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