マカオ、消費者物価指数が16ヶ月連続上昇=2022年10月

 マカオ政府統計調査局が11月21日に公表した資料によれば、今年(2022年)10月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.88で、前年同月から1.02%の上昇だった。前年同月比で上昇となるのは16ヶ月連続。

 前年同月比での主な上昇要因はホームヘルパー報酬、外食費、学費の上昇、さらにはガソリンとフルーツ価格の値上がりで、住宅家賃と通信サービス費の下落が一部を相殺したとのこと。分類別では、家庭設備・サービス(+12.70%)と教育(+10.02%)の指数が上昇した一方、通信(-9.28%)は下落。

 また、今年10月の総合消費者物価指数は前月から0.08%下落。民間駐車場賃料の値下がり、航空券とガソリン価格の下落を受けて交通の価格指数が0.69%下落。また、住宅家賃と電力価格の値下がりにより燃料の価格指数が0.29%下落。一方、冬物衣料の登場で衣類・履物の価格指数は1.09%上昇。外食費と野菜小売価格の上昇により食品・ノンアルコール飲料の価格指数についても0.07%上昇。

 今年10月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から1.10%上昇。このうち、家庭設備・サービス(+10.87%)と交通(+6.37%)が顕著な上昇だった。

 今年1〜10月の総合消費者物価平均指数は、前年同時期から1.10%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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