中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は約3.8万人…広東が最多、北京で再び4千人超、上海でも防疫措置強化=11/28

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が11月29日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月28日の中国本土における新規市中感染確認者数は3561人(前日から187人減)だったとのこと。内訳は広東省1168人、北京市957人、重慶市209人、四川省177人、河南省164人、雲南省144人、山西省135人、内モンゴル自治区90人、山東省59人、浙江省57人、福建省57人、黒竜江省50人、湖南省41人、陝西省38人、湖北省26人、遼寧省24人、吉林省23人、新疆ウイグル自治区23人、江蘇省22人、上海市20人、河北省19人、貴州省18人、海南省12人、青海省7人、安徽省5人、広西チワン族自治区4人、天津市3人、江西省3人、チベット自治区3人、甘粛省3人。このうち広東省の699人、重慶市の71人、雲南省の31人、浙江省の22人、四川省の18人、北京市の16人、河北省の16人、黒竜江省の13人、河南省の13人、山西省の10人、湖南省の9人、福建省の5人、陝西省の5人、青海省の5人、山東省の3人、甘粛省の3人、内モンゴル自治区の2人、広西チワン族自治区の2人、江蘇省の1人の計944人が無症状から感染確認へ転じた事案。

 市中の無症状感染例は3万4860人(前日から1444人減)。内訳は重慶市8583人、広東省7725人、北京市3429人、四川省1406人、山西省1335人、新疆ウイグル自治区991人、陝西省900人、吉林省809人、山東省808人、天津市791人、青海省730人、河北省697人、河南省682人、湖北省623人、甘粛省609人、雲南省566人、遼寧省542人、黒竜江省541人、寧夏回族自治区465人、江蘇省436人、内モンゴル自治区397人、安徽省393人、広西チワン族自治区382人、湖南省319人、浙江省202人、上海市158人、貴州省116人、福建省115人、江西省54人、海南省39人、チベット自治区15人、新疆生産建設兵団2人。

 無症状を含む新規感染者数は3万8421人で、9日ぶり減。ただし、18日連続5桁(1万人超え)となり、6日連続で3万人を上回った。上海市での大規模なロックダウンが実施されるなど各地で目立った再流行が出現していた今年4月中旬頃を上回る水準に。

 11月28日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は3万3967人(うち輸入性が777人)で、重症者は106人(輸入性ゼロ)。無症状の患者36万2122人(輸入性1698人)が医学観察下にあるとのこと。

 11月28日に新規感染例の報告があった省市区の数は全31のうち31で、前日と同数。このうち広東省(8893人)、重慶市(8772人)、北京市(4386人)、四川省(1583人)、山西省(1470人)、新疆ウイグル自治区(1014人)の6省市区が4桁に上ったほか、陝西省(938人)、山東省(867人)、河南省(846人)、吉林省(832人)、天津市(794人)、青海省(737人)、河北省(716人)、雲南省(710人)、湖北省(649人)、甘粛省(612人)、黒竜江省(591人)、遼寧省(566人)、内モンゴル自治区(487人)、寧夏回族自治区(465人)、江蘇省(458人)、安徽省(398人)、広西チワン族自治区(386人)、湖南省(360人)、浙江省(259人)、上海市(178人)、福建省(172人)、貴州省(134人)の22省市区が3桁に。依然として多くの省市区で患者が出現する状況が続く。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月初旬以降は連日複数の感染例が出現。10月下旬から急増し、流行開始以来最悪の状況を迎えている。28日の新規感染者数は前日から215人減の8893人で、11日連続1万人以下となったものの、依然として高止まりが続く。大半がオミクロンBA.5.2の流行は発生しているとされる広州市からの報告例。市内では感染例の出現が集中する海珠区をはじめ、市内の広い範囲で厳格な防疫措置が講じられており、長期にわたって市民の生活に影響が生じている状況。新たに越秀区、花都区でも対策が強化され、ステイホーム、リモートワークの呼びかけがあった模様。省内その他についても、深圳市からの報告例が200人超に。複数の市で人的流動を制限する措置が講じられている。

 このほか、感染例の増加傾向が続いた重慶市では、対前日で下落に転じたが、高止まりの状況に変わりはない。また、オミクロンBF.7が流行しているとされる北京市ではリバウンドに転じ、4千人超に。社会面(隔離対象ではない一般市中)から発見に至ったケースも490人に上った。同市では市中伝播だけでなく、市外から同市入りした人の感染報告も増加しており、対策が講じられている。さらに、上海市でも前日から2割超の増となり、29日からレストラン、バー、ショッピングセンター、ヘアサロン等へ入る際に48時間以内のPCR検査陰性証明が必要とされ、上海ディズニーランドは再開後4日で再び休業を余儀なくされた。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港では昨年末から流行第5波が続いており、直近の単日新規感染者数は5千人前後で推移。9月26日からは入境時の義務的隔離検疫も不要となり、事実上ウィズコロナに転換したといえる。中国本土に倣ってゼロコロナ政策を堅持するマカオについては、基本的に市中感染確認数ゼロの落ち着いた状態を維持しているものの、このところ中国本土滞在歴のある人、中国本土からの観光客、その接触者の感染が相次いでおり、緊張が高まっている。

中国・上海(資料)—本紙撮影

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