中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は約1.7万人に…11日連続減=12/8

 中国本土では10月下旬頃から全国の広い範囲で新型コロナの再流行が発生し、流行開始後最大規模の感染者数を記録するに至ったが、ウイルスの変異(弱毒化)やワクチン接種率向上などを受けて、近日は防疫措置を大幅に緩和する動きが進んでいる。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が12月9日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月8日の中国本土における新規市中感染確認者数は3588人(前日から443人減)だったとのこと。内訳は広東省1391人、北京市1185人、河南省198人、重慶市111人、福建省96人、浙江省73人、海南省67人、四川省67人、山東省64人、遼寧省52人、黒竜江省48人、雲南省45人、内モンゴル自治区31人、貴州省30人、上海市28人、江蘇省25人、陝西省19人、湖南省14人、山西省13人、青海省11人、湖北省10人、天津市2人、河北省2人、広西チワン族自治区2人、新疆ウイグル自治区2人、安徽省1人、チベット自治区1人。このうち広東省の135人、浙江省の20人、北京市の19人、重慶市の15人、黒竜江省の11人、福建省の10人、青海省の7人、山東省の4人、四川省の2人、雲南省の2人、山西省の1人、内モンゴル自治区の1人、河南省の1人、海南省の1人の計229人が無症状から感染確認へ転じた事案。

 市中の無症状感染例は1万3004人(前日から4130人減)。内訳は重慶市2656人、広東省1989人、北京市1488人、山西省1060人、黒竜江省717人、陝西省590人、山東省428人、天津市327人、貴州省320人、上海市303人、雲南省285人、四川省281人、江蘇省271人、湖北省260人、福建省213人、河南省206人、寧夏回族自治区194人、浙江省167人、吉林省161人、遼寧省157人、海南省155人、青海省147人、河北省134人、広西チワン族自治区99人、甘粛省92人、内モンゴル自治区77人、安徽省72人、湖南省55人、新疆ウイグル自治区48人、江西省35人、チベット自治区13人、新疆生産建設兵団4人。

 無症状を含む新規感染者数は1万6592人で、11日連続減。ただし、28日連続5桁(1万人超え)となっている。

 12月8日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は4万3158人(うち輸入性が518人)で、重症者は143人(輸入性ゼロ)。無症状の患者32万2042人(輸入性1724人)が医学観察下にあるとのこと。

 12月8日に新規感染例の報告があった省市区の数は全31のうち31で、前日と同数。このうち広東省(3380人)、重慶市(2767人)、北京市(2673人)、山西省(1073人)の4省市が4桁に上ったほか、黒竜江省(765人)、陝西省(609人)、山東省(492人)、河南省(404人)、貴州省(350人)、四川省(348人)、上海市(331人)、雲南省(330人)、天津市(329人)、福建省(309人)、江蘇省(296人)、湖北省(270人)、浙江省(240人)、海南省(222人)、遼寧省(209人)、寧夏回族自治区(194人)、吉林省(161人)、青海省(158人)、河北省(136人)、内モンゴル自治区(108人)、広西チワン族自治区(101人)の21省市区が3桁に。依然として広東省、重慶市、北京市に報告例が集中し、多くの省市区に分布する状況に変わりはないが、防疫措置緩和後は全体として減少傾向を維持している。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun