中国本土の新型コロナ新規市中感染確認数は2249人…無症状感染者数は公表なしに=12/13

 中国本土では10月下旬頃から全国の広い範囲で新型コロナの再流行が発生し、流行開始後最大規模の感染者数を記録するに至ったが、ウイルスの変異(弱毒化)やワクチン接種率向上などを受けて、近日は防疫措置を大幅に調整(緩和)する動きが進んでいる。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が12月14日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月13日の中国本土における新規市中感染確認者数は2249人(前日から21人減)だったとのこと。内訳は広東省1044人、北京市476人、重慶市179人、海南省112人、浙江省90人、四川省73人、福建省70人、河南省66人、遼寧省20人、山東省20人、陝西省19人、上海市16人、雲南省16人、内モンゴル自治区13人、江蘇省12人、黒竜江省11人、貴州省4人、湖北省2人、広西チワン族自治区2人、天津市1人、河北省1人、山西省1人、湖南省1人。このほか新規感染疑いが7人で、北京市6人、重慶市1人。

 12月13日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は3万5274人(うち輸入性が444人)で、重症者は150人(輸入性ゼロ)。濃厚接触者59万6873人が医学観察下にあるとのこと。

 防疫措置の調整後、これまで広く行われてきたPCR検査政策についても変更となったことから、多くの無症状感染者がPCR検査を受けておらず、無症状患者の実数の把握ができない状況のため、14日分から無症状感染者数に関するデータはなしとされた。

 マカオでも中国本土に倣って防疫措置の緩和が進む中、市中で陽性者の発見に至るケースは増加傾向にあり、12日は382人となった。11月28日から12月12日までの累計は923人。

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

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