マカオ金融管理局、基準金利を4.75%に引き上げ

 マカオ金融管理局(AMCM)は12月15日午前、政策金利にあたる基準金利を50ベーシスポイント引き上げ、4.75%としたことを発表。

 今回の基準金利引き上げは、米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間12月14日までに開いた会合で0.5%の利上げを決めたことによる。短期金利の指標とされるフェデラルファンド金利の誘導目標は4.25〜4.5%に。

 香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が香港時間の15日朝に基準金利を50ベーシスポイント引き上げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の基準金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。

 マカオの基準金利引き上げは年内7回目で、前回は今年11月3日。今年3月以降、4回連続0.75%ずつの大幅利上げとなったが、今回利上げ幅は縮小した。利上げ幅縮小の背景として、米国の記録的インフレに落ち着きの兆しが出てきたとされることが挙げられる。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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