マカオのカジノホテルで20代中国人男性の遺体発見

 近日、マカオはウィズコロナへ完全移行し、水際措置が大幅緩和された。インバウンド旅客数の回復が進み、観光名所周辺のみならず、カジノ施設についても賑わいをみせている。

 マカオ司法警察局は1月8日、同日午後にマカオ半島新口岸地区にあるカジノ併設ホテルの客室で中国本土出身の男性(29)の遺体が見つかり、自殺とみて捜査を進めていると発表。

 同日午後5時頃、予定の滞在期間が過ぎてもチェックアウトに現れない宿泊客がいたことから、ホテルスタッフが確認のため部屋を訪れたところ応答がなく、中から鍵がかけられた状態だったため工具を使って室内に入ったところ、バスローブの腰紐で首を吊った状態の人物を発見し、即刻警察に通報したとのこと。その後、現場に駆けつけた救急隊員によって死亡が確認されたという。

 警察による初歩調査で、遺体の頸部に付いた痕跡がバスローブの腰紐と一致し、室内に争った後がないことから事件性はなく自殺との見方を示した上、詳しい死因は検死の結果を待つ必要があるとした。遺書は見つかっていないとのこと。

 マカオでは同月3日にもコタイ地区にある別のカジノ併設ホテルで中国人男性の自殺とみられる遺体が見つかっている。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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