マカオ 2022年4Qの観光物価指数は対前年0.17%上昇

マカオ政府統計調査局は1月13日、昨年第4四半期(2022年10〜12月)の観光物価指数が前年同時期から0.17%の上昇となる119.27だったと発表。

 指数上昇の主要因は土産用ペストリー小売価格の上昇で、ホテル宿泊価格の下落が上昇分の一部を相殺した。分類別の価格指数でみると、娯楽・文化活動、食品・たばこ・酒、薬品・個人用品が23.13%、9.52%、5.24%のそれぞれ上昇。宿泊は19.50%の下落に。

 昨年第4四半期の観光物価指数は同年第3四半期との比較で3.27%上昇。国慶節連休及びマカオグランプリ期間中にホテル客室価格が上昇したためで、宿泊の価格指数が20.39%上昇。このほか、冬物衣料が市場に出始めたことで、衣類・履物の価格指数についても5.60%上昇。

 昨年通期の観光物価平均指数は、前年から0.38%下落の116.65。ホテル客室価格の下落が主要因で、土産用ペストリー小売価格の上昇が下落分の一部を相殺した。分類別の価格指数でみると、宿泊が15.52%下落、レジャー・文化活動と食品・たばこ・酒23.30%、5.11%のそれぞれ上昇。

 観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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