マカオ・外港と香港・上環結ぶ高速船が運航再開へ…夜便も

 マカオでは、今年(2023年)1月8日にウィズコロナへ完全移行した。同日より香港からマカオへの入境にあたって検査証明の提示が不要となり、両地の間の往来はほぼ正常化。これを受けてインバウンド旅客の回復が進む状況。

 すでに両地の間を港珠澳大橋経由で結ぶバスが終夜運転を再開し、高速船についてもマカオ(タイパフェリーターミナル)と香港国際空港(スカイピア)及び香港(上環)とを結ぶ路線が一部運航を再開している。

 マカオ政府海事・水務局は1月12日、マカオ(外港フェリーターミナル)と香港(上環)路線について、同月19日から1日10往復程度で運航を再開すると発表。夜便を設定するが、深夜便はないとした。

 外港フェリーターミナルは世界遺産が集中する歴史市街地区やビジネス街へのアクセスが良いマカオ半島新口岸地区に位置する。

 同日、同路線の運航を担当する「ターボジェット」が発表した時刻表は下記の通り。

香港(上環)→マカオ(外港)
08:00 09:00 10:00 11:00 12:30 13:30 14:30 15:30 17:30 18:00* 21:00*
マカオ(外港)→香港(上環)
07:30 09:30 11:00 11:30 12:30 14:00 15:00 16:00 17:30 19:30* 22:30*
*印は夜便

 なお、マカオ政府旅遊局が香港市場向けインバウンド誘致プロモーション施策の一環として、1月13日から香港〜マカオ間の往復にかかる一部交通機関の運賃を片道無料とするキャンペーン「Macao Treat」を展開するが、高速船も対象となっている。

マカオ・外港フェリーターミナル(写真:マカオ政府海事・水務局)

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