マカオ、銀行セクターの2025年1〜7月累計の営業利益が前年同期比6割増に

 このほどマカオ金融管理局が公表した資料によれば、今年(2025年)1〜7月のマカオの銀行セクターの営業利益が前年同時期から60.7%増の49.74億パタカ(日本円換算:約916億円)に上ったとのこと。

 今年7月の不良債権比率は前月から0.3ポイント下落の5.1%で、新型コロナの影響が生じて以来、初めて2ヶ月連続下落となり、不良債権額は1%減の550.27億パタカ(約1兆0135億円)に。内訳は居民向けが前月から0.2ポイント上昇の4.4%で2024年以来の最高、非居民向けが0.7ポイント下落の5.8%で、不良債権額は前者が3.34%増の222.12億パタカ(約4091億円)、後者が3.7%減の328.15億パタカ(約6044億円)。なお、前月比では不良債権比率が横ばい、不良債権額2.65%減。

銀行の本支店が集積するマカオ半島の新馬路周辺(資料)=2025年6月本紙撮影

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