マカオ聖ポール天主堂跡で開催中の特設展が1ヶ月延長へ…最新技術で約400年前の様子を疑似体験

 マカオを象徴する建造物のひとつとして知られる世界遺産・聖ポール天主堂跡の特設会場でマカオ政府文化局(ICM)が開催するハイテク展「Visiting the Ruins of St. Paul’s in Space and Time – Exhibition of Virtual Reality at the Ruins of St.Paul’s」(第1期)の開催期間が1ヶ月延長となり、参観予約枠も増えることが明らかとなった。

 同展はマカオの世界遺産で初めてとなる裸眼3D、VR、AR等の最新デジタル技術を活用したエキジビションで、約400年前の建造当時の様子を疑似体験できるもの。

 昨年12月30日にスタートし、当初は1月31日までの開催予定だったが、ICMでは好評のため2月28日まで延長を決めたとしている。

 見学にあたっては、ICMの特設サイトで事前予約必要となる。料金は無料。

エキジビション会場内イメージ(写真:ICM)

 聖ポール天主堂跡はかつての聖ポール大学の聖母教会の一部で、日本人キリシタンらが建設に携わったとする記録も残る。

 近年、ICMは世界遺産をリモート見学できるウェブサイトを立ち上げるなど、デジタル化を推進している。

エキジビション会場内イメージ(写真:ICM)

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