マカオ、2022年下半期の中小企業向け新規融資承認額は約1212億円…同年上半期から0.5%減

 マカオ金融管理局が2月10日に公表した資料によれば、昨年下半期(2022年7〜12月)のマカオの銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額は同年上半期から0.5%減の75億パタカ(日本円換算:約1212億円)だった。

 担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は同年上半期から13.6ポイント下落の55.1%。

 昨年下半期末時点の中小企業融資残高は同年上半期末から1.4%増の852億パタカ(約1兆3763億円)。同年上半期末との比較における業界別の動向については、レストラン・ホテル及び関連業向けと卸売・小売・貿易業向けが11.3%、5.9%のそれぞれ増だった一方、運輸・倉庫・通信業向けは4.0%下落に。

 融資枠に占める融資残高の割合は81.0%で、同年上半期から3.1ポイント上昇。

 昨年下半期末時点の中小企業融資の延滞残高は同年上半期末から19.4%減の5.6億パタカ(約90億円)。延滞比率は0.7%で、同年上半期末から0.2ポイント下落。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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