マカオ気象台が2023年の台風接近数を5〜8個と予測…平年並みからやや多め

 マカオでは台風による災害がしばしば発生している。2017年と2018年に連続して超大型台風の襲来を受け、人的、物的に大きな被害が発生したことは記憶に新しく、防災対策が強化されるきっかけとなった。

 マカオ地球物理気象局(気象台)では、毎年恒例で世界気象デーにあたる3月23日前後に当年のマカオに影響を与える台風の接近数と雨季(4〜9月)の気温及び降雨量予測を発表している。

 同局が3月30日に公表した最新の予測によれば、今年(2023年)マカオへ影響を与える台風の接近数は平年並みからやや多めの5〜8個で、強台風級以上の勢力のものもあり得るとし、最初に影響を与える台風の襲来時期を6月中旬あるいは以前とのこと。雨季の気温は平年並みからやや高めで、降雨量予測については平年並みからやや多め、いわゆるゲリラ豪雨の発生機会もあるとした。

 同局では、近年極端な天候が頻発しており、風雨シーズンが近づく中、各界に対してしっかり対策して臨んでほしいと呼びかけている。

マカオ政府地球物理気象局(資料)=タイパ島大潭山にて本紙撮影

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