マカオの2023年2月の対外商品貿易統計公表…輸入が4ヶ月ぶり増

マカオ政府統計調査局は3月30日、今年(2023年)2月の商品貿易統計を公表。

今年2月の貨物輸出総額は前年同月から2.3%増の10.3億パタカ(日本円換算:約169億円)。再輸出が7.7%増の9.3億パタカ(約153億円)で、このうちカジノ用品とコスメ・スキンケア用品が2.6倍、1.3倍増だった一方、ダイヤモンド及びダイヤモンド製ネックレスと腕時計は42.5%、37.2%のそれぞれ減に。マカオ製の商品の輸出は30.3%減の9892万パタカ(約16億円)となり、このうち衣料品と銅・銅製品が45.9%、42.8%のそれぞれ減。商品輸入総額は18.6%増の123.9億パタカ(約2033億円)で、4ヶ月ぶりにプラス。このうち電子パーツ、建築資材、食品・飲料が2.1倍、1.2倍、94.8%のそれぞれ増だった一方、携帯電話、コスメ・スキンケア商品は37.5%、32.1%のそれぞれ減。単月の商品貿易赤字は113.6億パタカ(約1864億円)。

今年1〜2月累計の貨物輸出総額は前年同期比20.9%減の19.3億パタカ(約317億円)。内訳は再輸出が17.0%減の17.4億パタカ(約286億円)、マカオ製商品の輸出が44.9%減の1.9億パタカ(約31億円)。商品輸入総額は6.2%減の228.3億パタカ(約3747億円)。商品貿易赤字は10億パタカ(約164億円)減の219.0億パタカ(約3594億円)。

今年1〜2月の輸出先別では、中国本土が28.6%減の1.2億パタカ(約20億円)、香港が21.5%減の15.3億パタカ(約251億円)、米国が59.4%減の3608万パタカ(約5.9億円)、EUが65.5%減の1561万パタカ(約2.6億円)。品目別では、紡績品・衣類が27.8%減の1.8億パタカ(約30億円)、非紡績商品が20.1%減の17.5億パタカ(約287億円)。

輸入品の原産地別では、EUが13.5%減の80.2億パタカ(約1316億円)、中国本土が11.7%減の61.6億パタカ(約1011億円)。輸入元別では、香港が10.0%減の192.4億パタカ(約3158億円)、中国本土が26.6%増の27.6億パタカ(約453億円)。品目別では、消費財が4.7%減の173.8億パタカ(約2852億円)。このうちコスメ・スキンケア製品が25.3億パタカ(約415億円)、衣料品・靴類が22.2億パタカ(約364億円)、腕時計が16.4億パタカ(約269億円)で、32.4%、12.4%、8.4%のそれぞれ減。食品・飲料は38.5%増の37.1億パタカ(約609億円)。携帯電話は49.5%減の13.6億パタカ(約223億円)、燃料・潤滑油は1.0%増の8.8億パタカ(約144億円)、建築資材は13.5%増の3.8億パタカ(約62億円)。

今年1〜2月の対外商品貿易総額は前年同時期から7.5%減の247.6億パタカ(約4064億円)。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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