マカオのIR併設モールで万引き繰り返す…モンゴル人の男女4人逮捕、転売で現金化

 マカオ治安警察局は4月12日、今年(2023年)3月と4月にかけてマカオのショッピングモール内にある複数店舗で商品を万引きしたとして、モンゴル人の男女4人(20〜30代)を逮捕したと発表。

 同局によれば、3月初旬にコタイ地区の統合型リゾート(IR)併設ショッピングモールで防犯パトロールを実施した際、同モール内にある7つの店舗から万引き被害の通報が寄せられたとのこと。万引きされた商品の数は化粧品を中心に101点で、被害総額は約15万パタカ(日本円換算:約246万円)に上ったという。

 その後の警察の調べで、モンゴル人の男女3人組が容疑者として浮上したものの、すでにマカオを出境した後だったことが判明。その後、このうち2人と新たに2人の仲間が4月7日にマカオ入りし、コタイ地区の別のIRに併設するショッピングモールで約8500パタカ(約14万円)分の洋服や化粧品を万引きした後、二手に別れて行動したが(ショッピングモール内残留と出境のためタクシーでイミグレーション施設へ向かったのが各2人)、警察がそれぞれ移動先で4人の身柄の拘束に成功。この際、万引きで得たとみられる商品を所持していた。

 被疑者の一部は警察の調べに対し、3月にマカオで万引きした商品はモンゴルに持ち帰り、転売によって現金化して均等分配済みで、今回も同様の目的でマカオ入りしたと犯行を認める供述したとのこと。

 なお、警察では3月の犯行に関わったとされる1人の行方を引き続き追っているとした。

 近日、マカオのインバウンド旅客数が急回復し、市中における人流が増える中、警察は商店に対して警戒を高め、盗難防止策をしっかり講じるとともに、疑わしい人物や万引き行為を発見した場合、すぐに警察へ通報するよう呼びかけた。

加重窃盗罪で逮捕、検察院送致されたモンゴル人の男女ら(写真:マカオ治安警察局)

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