一部カジノの喫煙エリア縮小へ―基準満たさず

いわゆる「新禁煙法」の施行に伴い、2013年1月1日からマカオのカジノは分煙となった。マカオ政府衛生局は12月10日、カジノ内の空気質量検査で不合格となった16のカジノについて、同日までに喫煙エリア縮小及び空気改善案を提出するよう求めていた。

分煙化実施の際、カジノフロア面積の最大50%まで喫煙ゾーンを設置することを認めていたが、同時に政府が定めた空気質量基準をクリアすることも求めていた。

空気質量検査で不合格となったカジノのうち、すでに8施設が喫煙エリアを10%程度縮小するなどの改善案を提出済み。一方、残り8施設のうち、現在も営業する6施設(集美カジノ、エンペラーパレスカジノ、ランカイフォンカジノ、カンペックカジノ、マカオジョッキークラブカジノ、ゴールデンドラゴンカジノ)について、10日17時45分の時点で書類が未提出だという。

改善案提出済み施設については、改善工事を経てあらためて検査が実施される。再度検査を不合格となった場合や改善案を期限までに提出できない施設については、法律に則った措置として喫煙エリアの撤廃、全面禁煙となる。

カジノ分煙化初日、政府部門による巡回の様子 (c) GCS 新聞局

カジノ分煙化初日、政府部門による巡回の様子 (c) GCS 新聞局

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ特別行政区の今年度(2025年1〜12月)補正予算案が7月9日午後、戴建業経済財政長官列席…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は7月10日夜、前日(9日)マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例…
  3.  マカオ治安警察局は7月8日、未成年女児に対する非礼行為によりマカオで就労する中国人(中国本土居民…
  4.  マカオ治安警察局は7月8日、マカオ社会の治安環境浄化を目的とした違法売春に対する取り締まりの実施…
  5.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」の運営会社は7月8日、館内…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  3.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun