マカオ治安警察局の一斉取り締まりでオーバーステイかつカード決済端末機所持の女1人摘発

 マカオ治安警察局は7月17日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」を継続展開する中、同月16日から17日未明にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 台風4号の接近により台風警報発令中の中で実施された今回の一斉取り締まりには警察官18人が参加し、主にマッサージ店を対象としたパトロールと各所での交通検問のほか、マカオ半島中区のカジノ施設周辺で不審者に対する職務質問を強化して臨んだとのこと。

 取り締まり期間中、52人(男29人、女23人)に対する調査を行い、このうち女1人がオーバーステイ状態にあり、またカード決済端末を所持していたとして摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。

 交通検問について、違反はなかったという。

オーバーステイかつクレジットカード決済端末所持で摘発された女(写真:マカオ治安警察局)

 マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加している。このところ治安警察局、司法警察局、税関が連日市内各所で一斉取り締まりの実施や水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

 コロナ前の一時期、マカオでカード決済端末を不正使用して現金を用立てる闇キャッシングサービスが相次ぎ摘発された時期があった。最近は鳴りを潜めていたが、今月頭にも同局による一斉取り締まりでオーバーステイかつクレジットカード決済端末所持という男1人が摘発されたばかり。

マカオ治安警察局がカジノ施設周辺で強化実施した職務質問の様子(写真:マカオ治安警察局)

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