マカオ、2023年7月のインバウンド旅客数は約276万人…コロナ前2019年同月の約8割に

 マカオ政府統計調査局は8月17日、今年(2023年)7月の訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)統計を公表。

 今年7月単月のインバウンド旅客数は前年同月比281.8倍増、前月比24.9%増の275万9544人(延べ、以下同)となり、2ヶ月ぶり増、また4ヶ月連続で200万人の大台を維持した。

 今年7月のインバウンド旅客の内訳は、宿泊を伴う旅客が前年同月比556.1倍増の143万1681人、日帰り旅客が183.7倍増の132万7863人。平均滞在時間は7.0日短い1.3日となり、内訳は宿泊を伴う旅客が23.1日減の2.3日、日帰り旅客が0.2日増の0.3日。

 国・地域別で最多だったのは中国本土からの旅客で、前年同月比259.9倍増の191万0371人、全体に占める割合は69.2%。このうち個人旅客が108万7315人。中国本土に次いで多かったのは香港からの旅客で、66万0878人。その他については、多い方から順に台湾の5万8539人、フィリピンの3万1096人、韓国の1万9740人、インドネシアの1万4662人。日本は5560人で10位。

 対前年で大幅増となった要因については、昨年12月から事実上のゼロコロナ政策への転換が進み、今年1月8日に水際措置が大幅緩和されたことが大きい。また、前年同月は6・18アウトブレイクと呼ばれる大規模な感染拡大が発生し、ロックダウンに準じる社会相対静止措置が講じられていた。対前月で2桁増となった要因は夏休みシーズンに入ったためとみられる。

 今年1〜7月累計のインバウンド旅客数は前年同期比314.6%増の1440万5421人。内訳は、宿泊を伴う旅客が482.8%増の749万9504人、日帰り旅客が215.6%増の690万5917人。平均滞在時間は0.1日長い1.3日で、内訳は日帰り旅客が0.2日増の0.3日、宿泊を伴う旅客が0.8日減の2.3日。

 なお、昨年通期のインバウンド旅客数は対前年26.0%減の570万0339人で、新型コロナの影響が生じて以降の最少だった。今年に入って以降、インバウンド旅客は急回復しており、4月終了時点で昨年通期を超過。また、そこからわずか1ヶ月の5月終了時点で昨年の2倍に達し、さらに6月終了時点で1千万人の大台を突破した。参考までに今年1〜7月累計のインバウンド旅客数はコロナ前2019年同時期の60.5%に相当。7月単月では同78.2%。今後、コロナ前との比較でどこまで回復するかが注目される。

マカオの世界遺産・市政署ビル前を走るペディキャブ(資料)=2023年7月本紙撮影

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