マカオ司法警察局がカジノ施設で防犯パトロール実施…6時間で違法両替などに従事の中国人旅客6人摘発

 マカオ司法警察局では、各種違法・犯罪行為に対する有効な取り締まりにより社会治安秩序の維持を図るため、マカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局との協力による大規模作戦「落雷2023」を継続展開している。

 同局が8月22日に発表した内容によれば、同作戦の一環として、同月21日午後2時から午後8時にかけて、捜査員25人を動員して統合型リゾート施設が集積するコタイ地区などのカジノ施設内及び周辺で防犯パトロールを実施したとのこと。

カジノ施設内での身分証チェックの様子(写真:マカオ司法警察局)

 今回のパトロールでは171人(男121人、女50人)が調査対象となり、このうち「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していたと疑われる5人(男3人、女2人)、カジノ施設内で暗躍する「扒仔」とみられる男1人(いずれも中国本土からのインバウンド旅客)の身柄を拘束。警察署で6人に対する身元確認手続き及び調査を行った後、マカオにおいてその他の犯罪行為に関与していないことが確認できたため、旅客の立場にふさわしくない活動に従事したとして治安警察局の入管部門へ全員の身柄を引き渡したとした。

 同局では、今後もマカオ社会全体の治安情勢を注視するとともに、広東省及び香港の警察当局との情報交流強化を続け、適時適切な犯罪撲滅策を講じることで、マカオの良好な治安環境の保護と維持、区域の安全と社会の安定の保障に努めるとしている。

違法行為に関与した疑いで警察署へ移送される人物ら(写真:マカオ司法警察局)

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