マカオで今年8人目のツツガムシ病感染例確認…患者は造園業従事者

 マカオ政府衛生局(SSM)は9月12日夜、マカオで感染症のツツガムシ(恙虫)病とみられる患者が新たに1人報告されたと発表。

 患者はマカオで造園業に従事するフィリピン籍の男性(35)で、8月29日に陰嚢の左側に疼痛が出現し、9月2日には発熱の症状も加わり、8日に公立総合病院・仁伯爵綜合醫院の救急外来を受診するに至り、即入院となった。同院での検査で、陰嚢の左側に豆粒大のかさぶたが見つかり、症状などからツツガムシ病と臨床診断されたとのこと。患者は治療を経て回復し、11日に退院したという。

 患者はSSMの聞き取り調査に対し、7月から8月にかけてコロアン島の高頂馬路付近にある山で緑化作業に出ており、草むらの中を歩く機会があったが、潜伏期間中の外遊歴はなく、同住者及び同僚に類似の症状は出ていないと回答したとのこと。

 マカオでツツガムシ病の感染者が確認されるのは今年8人目。すべて5月中旬以降の事案で、輸入例はわずか1件にとどまる。本来、マカオで輸入性ではないツツガムシ病の感染例が見つかるのは極めて稀なケースであるものの、昨年から今年にかけては域内での感染例が主となっている。

 輸入性ではない感染例について、昨年はマカオ半島北部と中部にある公園での感染例が目立ったが、今年確認された感染者7人はいずれも業務、アクティビティ等でコロアン島の山や公園などの緑地を訪れ、草むらの中で活動していたという共通点がある。SSMでは、公園の草むらや郊外で野外活動を行う際に適切な予防対策を講じるよう呼びかけている。

マカオの公立大型総合病院、仁伯爵綜合醫院(資料)=本紙撮影

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