マカオのIRギャラクシーでランタンアートフェスティバルが開幕

 アフターコロナとなって初めての中秋節を月末に控え、近日マカオ各所では中秋節のデコレーションが一気に増え、月餅商戦も盛り上がっており、往年のお祭りムードが戻りつつある状況がうかがえる。

 マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオで9月12日、「ギャラクシーランタンアートフェスティバル」が開幕した。

 同イベントはギャラクシーマカオとマカオデザイナー協会が合同開催するもので、中秋節と国慶節のホリデーシーズンに向けてゲストにユニークが没入型の体験を提供するほか、若手デザイナーに共創プラットフォームを提供することで、オリジナリティあふれるデザインの力を示すことも目的としているという。

ギャラクシーマカオのダイヤモンドロビーに設置されたランタンアートフェスティバルのインスタレーション作品(写真:Galaxy Entertainment Group)

 同イベントの一環として、先に実施した広東省のグレーターベイエリアとマカオの大学でアートを専攻する学生及びデザイナーを対象としたランタンデザインコンテストの金・銀・銅メダル、クリエイティブ賞、人気賞獲得8作品を10月31日までギャラクシーマカオ内に展示。また、中国本土、マカオ、シンガポールの4人の国際的デザイナー及びマカオデザイナー協会の代表による現代デジタルアートと光・映像技術を融合させ、LEDディスプレイと組み合わせた空間インスタレーション作品がギャラクシーマカオのメインエントランスにあたるダイヤモンドロビーに設置。9月25日から10月8日までの間、ダイヤモンドロビー外にある芝生エリアに直径6メートルのスーパームーンをテーマにした巨大なインスタレーション作品も登場し、9月29日の中秋節当夜及び30日の午後6時から午後11時にかけて、会場でパフォーマンスやパレードを行うとのこと。

 このほか、ギャラクシーマカオでは9月24日までマカオデザイナー協会で合同で「マカオデザインウィーク2023」エキジビションを開催し、マカオ、シンガポール、日本の50以上のデザイン組織による約80作品の展示及びデザインワークショップなどが行われる。ギャラクシーマカオに隣接するIRブロードウェイマカオでも9月25日から10月31日にかけてフードフェスティバルの開催を予定しているという。

ギャラクシーマカオが実施したランタンデザインコンテストで金賞とクリエイティブ賞をダブル受賞した作品「撈月」(写真:Galaxy Entertainment Group)

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