マカオ大学が収蔵する明代の古籍3点が大湾区国家希少古籍リスト入り

 マカオ大学は10月11日、大学図書館が収蔵する明代の木版古籍3点が「粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオグレーターベイエリア)国家希少古籍リスト」入りしたと発表。

 リスト入りしたのは「新編纂註資治通鑑外紀増義」「重校正唐文粹」「宗忠簡公文集」の3タイトル。いずれも500年以上前に木版印刷されたものだが保存状態は良好で、歴史・文化的価値があるとした。

 来歴については、かつて嶺南望族の汪家が所蔵していたものをマカオ大学の前身・東亜大学の理事長だった何賢氏が買い取り、大学図書館に寄贈したという。

 2010年には中国国務院及び文化観光部によって第二次「国家希少古籍リスト」に登録されたとのこと。

左から順に「宗忠簡公文集」「新編纂註資治通鑑外紀増義」「重校正唐文粹」の一部(写真:University of Macau)

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