マカオ司法警察局がカジノIR集積エリアでパトロール実施…立ちんぼの女2人検挙

 マカオ司法警察局では、第70回マカオグランプリ開催期間中に多くの旅客がマカオ入りすることから、同局組織犯罪調査部門が犯罪の抑止と撲滅、マカオの良好な治安環境維持のため、継続的な警務活動を実施しているという。

 同局は11月13日、同日午前に多数の捜査員をカジノIR(統合型リゾート)が集積するコタイ地区へ派遣し、特別パトロールを展開したと発表。

 パトロール期間中、同地区内にある1軒のホテル内において街娼(いわゆる立ちんぼ)とみられる中国人(中国本土からの旅客)の女2人を検挙。続いて、女が滞在していたホテル客室を捜索したところ”商売道具”とみられる物品の発見に至ったとのこと。

 両人は同局の調べに対し、観光目的の渡航証でマカオへ入境した上で”商売”を行っていたことを認めたという。

 その後、同局では両人に対する身元確認及び調査手続きを行い、マカオで別の犯罪に関与していないことが明らかになり、許可された滞在目的に合わない活動に従事したとして身柄を治安警察局の出入境管理部門に移送済みとした。

調査のためマカオ司法警察局本部へ移送される中国人の女(写真:マカオ司法警察局)

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