マカオLRTタイパ線延伸部の海洋〜媽閣駅間で試乗会…所要時間約3分半、12月8日開業予定

 マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の海洋駅から西湾大橋を通ってマカオ半島南部の媽閣駅に至るまでの延伸部(1駅分)が12月8日開業予定となっている。

 開業を間近に控えたきょう(12月5日)午後、プレス関係者向けの試乗会が開催され、本紙記者も参加した。

 試乗会は媽閣駅から海洋駅までの片道区間。所要時間はおよそ3分半だった。なお、延伸部は地下及び西湾大橋の下層部を走るため、車窓の景色はなし。

マカオLRTタイパ線の海洋駅から延伸部の媽閣駅方向へ向かう試運転列車=2023年12月5日本紙撮影

 新駅となる媽閣駅は著名な世界遺産「媽閣廟」のすぐ南側に新設された交通ハブ施設内に入り、LRT駅(地下駅)のほか、バスターミナル、タクシー乗り場、観光バス乗り場、公共駐車場などで構成される。

 タイパ線は開業から4年目にして全通を果たし、念願のマカオ半島乗り入れが実現することになる。

 なお、マカオLRTは東京のゆりかもめと同タイプとなる三菱重工の全自動無人運転車両システム(Automated Guideway Transit=AGT)を採用していることでも知られる。

マカオLRTタイパ線の新駅となる媽閣駅の1番線ホーム=2023年12月5日本紙撮影

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