マカオ、8日間で6軒の無認可宿泊施設摘発…滞在者36人中6人が違法行為に関与

 マカオ治安警察局は12月5日夜、前月20〜27日の8日間にわたり、宿泊施設の許認可を管轄する旅遊局と合同で無認可(違法)宿泊施設のパトロールを実施したと発表。

 パトロール期間中、治安警察局がマカオ半島新口岸地区とタイパ島市街地で計6軒の疑わしい住宅に対する立入検査を実施。滞在者36人を発見し、このうち6人を違法行為(オーバーステイの中国人の男とその人物を匿った中国人の男、無認可宿泊施設経営のマカオ人の男と中国人の女、無認可宿泊施設経営と違法両替に従事した中国人の女、違法両替に従事した中国人の男)に関与したとしてを逮捕、検察院送致済みとした。

マカオ治安警察局による無認可宿泊施設摘発時の様子(写真:マカオ治安警察局)

 また、上述の6軒について、その後の旅遊局による調査で無認可であることが確認され、封鎖したとのこと。

 マカオでは、アフターコロナで社会の正常化が進む中、コロナ禍で沈静化していた無認可宿泊施設や違法両替などが再び出現している状況で、犯罪の温床になる存在として警察が取り締まりを強化して臨んでいる。

マカオ治安警察局による無認可宿泊施設摘発時の様子(写真:マカオ治安警察局)

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