マカオ治安警察局は12月18日、新交通システム「マカオLRT」タイパ線の車内で盗撮を行ったとしてマカオ人の自称配達員の男（20代）を不法録音・撮影罪で逮捕、検察院送致したと発表。

　同局によれば、同月14日午前8時頃、マカオLRTの乗客から車内で盗撮被害に遭った女児がいると通報が寄せられたとのこと。

　通報者によれば、列車がコタイ地区の機場大馬路付近を走行中、同じ車両に乗り合わせていた女児が別の男の乗客から盗撮されているのに気づき、女児に声をかけて知らせ、盗撮していた男を叱って制止し、取り押さえた上で警察へ通報したという。

　被疑者は警察に対し、自身に盗撮癖があると説明。女児の脚部が魅力的で興奮し、スマートフォンで撮影したなどと供述したとのこと。その後の警察の調べで、被疑者のスマートフォンの中から2019年以降に撮影された写真1000点以上と動画2点が見つかり、このうち約30点が被害女児のものだったという。また、余罪については、回数、撮影場所、撮影対象とも忘れたと話しているとした。